アドビで制作するのに欠かせない色の考え方、IllustratorやPhotoshopでの使い分け方法に関してまとめておきます。
色の認識方法
CMYKやRGBと聞き慣れない言葉は、どちらも色を表しています。
光の波長で色の違いを認識しているのですが、人間が目で見て認識できる「可視光線」と認識できない「不可視光線」があります。不可視光線とは、赤外線や紫外線のことを指します。
アドビで捉えるのは「可視光線」ですが、可視光線でも表現できる色の領域に違いがあります。
CMYK(減法混色)
CMYKは印刷物を作成する際に用いる手法
Cyan
Magenta
Yellow
Key plate = Black
RGB(加法混色)
光の三原色
Webやビデオ、テレビなどの画像を制作する際に用いる手法
Red
Green
Blue
3色の色の配分をプログラムで指定することで、細かい色を表現できます。
色の3属性
CMYKはインクで色を表現でき、RGBでは光で色を表現できる手法で、表現できる色が少し異なります。そのため、RGBで制作した内容で印刷すると色が変わることがあります。デザインをする場合、相性のいい色を選べばいいだけでなく、イメージさせたい雰囲気などでも色を選ぶ必要があります。
また、CMYKやRGBだけですべての色を表現できるわけでもなく、特色と呼ばれる金色や銀色、蛍光色などは表現することができません。より細かい色の表現をするために色の3属性を組合せます。
アドビのPhotoshopやIllustratorでCMYKとRGBを切り替える方法
①PhotoshopやIllustratorを開き、左上の「ファイル」をクリック
②ファイルの中の「ドキュメントのカラーモード」より、指定したい「CMYK」「RGB」色を選択
制作した内容をWeb上で公開させるか、印刷物として配布するのか、利用方法に応じて、カラーの形式を選択する必要があります。
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